シビル・ユニオン法とは、同性結婚を認める法律で、同性同士の結婚を認め、男女の夫婦と同じく、ある種の社会的な承認が付与され、法的な保障や保護を目的とした法律です。現在、シビル・ユニオン法はアメリカ合衆国50州のうち、マサチューセッツ州、カリフォルニア州、コネチカット州、アイオワ州、バーモント州、メイン州、ニューハンプシャー州、ワシントンD.C.の8つの地域で認められており、ハワイ州は1998年に異性との結婚に含まれる権利・義務の一部を付与するという、ドメスティック・パートナー法は成立しているものの、同等の全ての権利や義務は認めていません。
先日流れたハワイのニュースで、現ハワイ州知事のリンダさんは、同性同士のカップルに結婚と同等の権利を認めるシビル・ユニオン法を否決し、州知事選にのぞむためにホノルル市長を辞職したムフィー・ハネマン氏も『ハワイの相互利益法にゲイ・カップルの権利を当てはめることはできても、結婚とは一線を引くべき』とコメントしました。
一体何が問題なのだろう。
街を見るとたくさんの同性愛者が存在し、多くの市民がゲイ・パレードを楽しんでいる。男女共に同性愛者の友人もいる。性同一性障害という医学用語が存在し、障害により困っている人や悩んでいる人、障害を隠す必要がある立場の人々がいる。「何が一般的なのか」という問題はおいておいて、一般的に「結婚」は異性同士で行われるものだと考えられているし、学校でも教えられていると思う。僕自身は女性が好きであり、男性に恋をしたことはないけれど、同性同士の結婚は本当に問題なのだろうか。
この問題は、同性愛者の是非の問題ではなく、法制度の問題です。同性愛者の結婚に関しては、各国で文化的・慣習的な違いから捉え方も異なります。結婚という制度は、税金の控除や資金の借り入れなど、暮らしやすい社会サービスを受けることができます。『互いに協力し生活していくこと』であるわけだから、たとえ同性であってもなにひとつ変わらないと思う。このニュースを見て、なんとも歯切れの悪い思いがしました。
参考リンク
アロハストリート・ローカルニュース
http://www.aloha-street.com/news/cat25/
wikipeia：同性結婚
http://ja.wikipedia.org/wiki/同性結婚
wikipeia：性同一性障害
http://ja.wikipedia.org/wiki/性同一性障害
wikipeia：結婚
http://ja.wikipedia.org/wiki/結婚
同性愛の基礎知識
http://www.sukotan.com/douseiai_top.html
3 comments
ゲイのカップルが養子を貰い、育てている姿を映した写真集があります。
冗談抜きで愛を感じる良い写真集です。
同性愛者の結婚、大いに異議なし。
僕はノーマル（？）なんですけど、人が人を好きになることに
戸は立てられないと思うんですよね・・・
それが、異性なのか同姓なのかを含めて。
キリスト教が根強い国家では、難しいのかもしれませんが。
でも、キリスト教の歴史を見れば・・・・ですが（笑）
倫理的に言えば「種を残していく」行為に背いてるのは事実かもしれません。
でも、全体の何パーセントとかなんだし、良いじゃないか！
って僕も思うんですけどね・・・
中島らもさんの名曲「いいんだぜ」を思い出しました・・・・
ケンさんもユーチューブで聴いて見てください。
「愛って、こういう事なんだぜ！」ってのがひしひしと伝わります。
piko san、こんばんは。
その写真集見てみたい！！時間ある時に教えてね！
シビル・ユニオン法の問題の一つに、養子縁組の問題も指摘されているようです。養子として育てられた子供が大きくなった時に、両親というものをどのように解釈するかも、検討されている問題だそうです。世の中にはいろんな境遇の家族がいることを考えると、この視点は問題にならない気もしますが、なかなか前に進まないようです。
R san、こんばんは。
おっしゃる通り、好きになってしまったものを、どうのこうのすることって意味がないような気がします。好きになったことに意味を持たせて、さらに壁を乗り越えようとしている人々でもあるんだから、その好きの大きさが増すしているんだとも思うよね。この問題、もう少し追ってみたいと思います。
らもさんの曲、さっきみました！凄い曲だなぁ,,,,,,の一言です。
Comments are closed