引っ越しの度に持ち運ぶ大切なモノ。2006年8月に休刊したカルチャーマガジン”リラックス”は、未だ捨てれず、、、というか捨て気もない大切な雑誌です。毎回テーマを決めて編集されているのですが、テーマにとらわれる事なくどんどん脱線し（この時点でおかしな雑誌でもある）、世界の著名なアーチストから、聞いた事もないデザイナー、取り上げた事もない土地の写真や町の情報など、毎回本邦初公開的なモノが飛び出し、その脱線を好意的に受け入れる読者によって支えられていた雑誌だったと思います。また、当時には無かった大胆な広告の使い方や、一見ムダとも思えるほど贅沢でシンプルなデザインとレイアウトをふんだんに使い、素材感のある印刷紙、左開き構成など、完全に欧米の雑誌を意識した珍しい国産雑誌でした。別冊でもいいから復活してくれないかなぁ、と願うばかりです。
