WWIIで活躍した日本人で構成された第442連隊戦闘団の真実を描いたドキュメンタリー映画『442 Live with Honor, Die with Dignity | 名誉と共に生き、威厳と共に死ぬ』を見て来ました。真珠湾攻撃。それは、アメリカで生まれ、アメリカで育ち、故郷はアメリカであると当然のように思っていた日系アメリカ人が、一夜にして敵国民視されてしまう出来事でした。国内にいる日系アメリカ人の多くは『移住』の名の下に、苦労して手に入れた家や財産を放棄させられ強制収容所に集められました。ハワイの日系人の多くは、本国へ移送する運搬船が戦時下で用意できなかったなど、さまざまな作業の人手不足など物理的な要因で免れました。またアメリカ軍は、日本軍のハワイ侵攻を予測していました。そうなった場合、日本軍と日系アメリカ人兵士の見分けが付かないことを恐れ、全兵士をメインランドへ集め、日系アメリカ人だけの第100大隊が構成されました。そして彼らは、アメリカ陸軍史に残る輝かしい功績を上げていきます。それは家族のため、自分のため、日系アメリカ人のため、、、何より祖国アメリカのための戦いでした。
写真展のために快く写真を撮らせていただいた第442連隊戦闘団の皆さんや、先日お話を聞かせていただいたMr.YAMASAKIさんのドキュメントであるので、身内の話のような気持ちで映画を見させていただきました。私たちの先輩たちが経験して来た想像を絶する激しい戦いを見て、涙が止まらなくなるシーンもありましたが、日本人としてとても誇らしい映画でもありました。ワード16で9月23日まで上映しています。もし見られていない方がいらっしゃったら、ぜひお出かけください。
7 comments
「名誉と共に生き、威厳と共に死ぬ」
見れないのが本当に無念。
今度ぜひ、話きかせてください。
これは是非見てみたい映画ですね。
真保裕一さんの栄光なき凱旋は読まれましたか?
まさに442部隊に身を投じた若者たちの物語で
当時の日系人の苦労や複雑な心境が良く描かれてる作品です。
私も見ました。
イノウエ議員の「人を殺した感触を忘れることはできない」という発言など、戦い、生き残り、退役された方々の発言には、我々には知ることの出来ない背景があるのだろうと思いました。
いくつもの画面で涙がでました。
アメリカにおける日系人の事実を知ることに加えて、国と、民族とは、戦争とは何かなどなど、様々なことを考えさせられるドキュメンタリーでした。
多くの方に見ていただきたいと心から思います。
ハワイ島のてしま食堂。
元第100大隊の方々がよくいらしてるそうですよ。ドキュメンタリーで見た事があります。
高橋果実店の高橋さんの話も聞いた事があります。
争いはイヤです。
今、日本と中国も・・心配です。
フルケンさん、こんばんは。
東京でも順次上映されるようですよ。詳細はホームページを見てみて!
とにかく素晴らしい映画でした!
COZYさん、こんばんは。
『栄光なき凱旋』読んでいません!というか、第442連隊戦闘団の実話なのでしょうかねぇ。こういう時にすぐに本屋に駆け込むことができないのが、とても寂しく思っています。アマゾンをチェックしてみます。ありがとうございました。
ひろさん、こんばんは。
誇らしく語り継ぎたくなるような功績は残したとしても、話することができない悲惨な状況を目の当たりにしたり、大切な仲間との別れがあり、何人分もの運命と共に今を行きているという責任が、そうさせているのかもしれません。一言では語れないストーリーを、ちゃんと残そうと立ち上がった方々に感謝ですね!
Hiroさん、こんばんは。
てしま食堂のドキュメンタリー、見たかったなぁ。BSで放送したそうですね。
この映画うぇお見に行った日、会場には白人の方もいらっしゃっていました。映画が終わった瞬間に、小さいながらも拍手が起こりました。本当に素晴らしい映画でした。ぜひご覧になって下さい!
こんばんは、ケンさん。
この記事で、WWII中に日本人で構成された第442連隊戦闘団というアメリカの軍隊があったということを知りました。そして今日本では、『99年の愛』というドラマが5夜連続で放送されています。
新宿での上映、ぜひ行ってみたいと思います。教えてくれて、ありがとうございました!
モロさん、こんばんは。
『99年の愛』全く知りませんでした。橋田壽賀子さんのドラマだけあって、骨がありそうですね。何とかしても見てみたいドラマだなぁ。
442ndの皆さんの合い言葉『Go for Broke!』そのままのタイトルの映画がある事を知りましたのでご紹介します。
Go for Broke!
http://www.youtube.com/watch?v=RcSAs6ms_N0&feature=related
50年以上も前の映画で、コピーライトフリーになっているようです。You Tubeで、全編見ることができるようですよ!
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