朝起きると、日本の友人からメールがありました。32年前の3月17日の今日、エディー・アイカウが消息を絶った日とのことでした。
1978年3月17日、ホクレア号は2回目のハワイータヒチ間の航海に向け、オアフを出航しました。荒天のためモロカイ沖で転覆し、乗組員達は真っ暗な海に投げ出され死の恐怖と闘っていました。午前10:30ごろ、クルーでノースショアのライフガードだったエディー・アイカウは、仲間の命を守るためサーフボードに乗り、ひとり荒れ狂う海の中モロカイ島へ救助を求め漕ぎ始めました。その後エディーは消息を絶ってしまったのです。
マウイ出身のエディー・アイカウは、ノースショアでライフガードをしていました。人命救助の数々は、ノースショアのサーファーのみならず、世界中のサーファーや市民に讃えられ、子供達のヒーロー的な存在でした。25ftを超えるの大波を好み、歌が好きで、家族を大切にする青年でした。
チャイニーズの墓地の敷地にある、アイカウ家。
エディーの家族は、兄のクラウド、姉のマイラを中心に新しい家族を増やし、エディーを偲んで集まっています。
The Quiksilver In Memory of Eddie Aikauに飾るレイは、毎年家族の手によって作られています。縁があって昨年と一昨年、この大会のためのレイ作りを手伝いました。
エディーの献身的な行動は、子供達の教科書にもなっています。エディーの家族であるということは、ハワイの英雄の家族であることを意味します。家族でエディーを偲び、彼の功績を讃えると共に、ハワイの英雄を次の世代へ繋げる重要な役割をもった家族でもあるのです。
オアフだけでなく、世界中が注目するサーフィンの殿堂、The Quiksilver In Memory of Eddie Aikauは、ワイメアベイにエディーが好きだった25ftの波がやってくると開催されます。
エディーアイカウという、ハワイの英雄を失い30年の歳月が経ちました。アイカウ家にとって、かけがえのない家族を失った悲しい歴史であると同時に、その強い悲しみを乗り越え、家族の絆をより強いものへと家族で祈りを捧げてきた歴史でもあります。エディーが天国からファミリーひとり一人を見守っているという実感、強いハワイアン・ファミリーの絆に触れた事を心から感謝しました。
3 comments
ケンさん、こんにちは。
一枚目の写真、もしかして、捧げてくださった花でしょうか。
華やかで美しいですね。
こんなにたくさんの写真をありがとう。
見てて胸がいっぱいになってしまいました。
どれもなかなか見ることのできない、貴重な写真ですよね。
アイカウ家の女性3人の写真、真ん中の方はホントにEDDIEそっくりですね!
ケンさん、Bustin’ down the doorは見ましたか?
70年代のプロサーフィン界を揺るがしたOGとハワイアンとの
大きな亀裂を修復させた英雄としてEDDIEが描かれています。
当時を語る証言者としてCrydeさんも登場します。
是非ご覧になってみてください。
ケンさん、はじめまして。
日本のKenさんの仕事仲間兼波乗仲間兼サボり仲間の者です。
綺麗な写真がたくさん見れるので
いつもよだれたらしながら訪問させていただいております。
今日の花の写真も素敵ですね。
いきなりお邪魔してしまいすみませんでした。
では。
あ。Bustin’ down the doorの特典映像もおすすめです。
KENさん、こんばんは。
連絡ありがとうね。うっかり逃しちゃうところでした。
1枚目のお花ですが、庭師のベニーさんが作ってくれた花束を海に送らせてもらいました。ちゃんとKENさんの思いも入れておきました。
アイカウ家での時間は、とても不思議な時間です。ぽつんと日本人がこつこつレイを作るんだよ。初年度は、アイカウ家のみんなも「誰だチミ」って感じでした。
Bustin’ down the door……!?早速検索。
nagi_papa san、はじめまして。
>仕事仲間兼波乗仲間兼サボり仲間の者です
っていいね、この繋がりが。お会いしたことないのかなぁ?いつかお会いしましょう、よろしくお願いします。
やっぱりBustin’ down the doorですか。こりゃ見逃せませんね!
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