出し惜しみのないサービス。

スターバックスコーヒカンパニーは、シアトルの小さなコーヒー豆のお店からスタートしました。良質のアラビカ豆を独自の技術で焙煎するお店でした。お客さんに試飲用のカウンターを作り、サーブすることを始めることになります。評判が評判を呼び、他の州からもオーダーが増えました。お客さんのご要望に応えるよう、焙煎した豆をいれるパッケージに味が落ちない加工をし、他の州へ発送できるようになりました。また、サーブするお店もどんどん増やしていきました。それでもスターバックスの味を届けられないところに住むお客さん用に、瓶や缶に詰めたコーヒーを発売しました。スターバックスの会長兼社長兼最高経営責任者ハワード・シュルツはその自伝で、お客様に対する心からの愛情を『コーヒーと共にカップに注いだ』と語っています。まだ会社員だった頃、『スターバックス成功物語』と言う本を読みました。まだ自分で会社を作ることを考えていなかった時代の話です。当時、アウトドアスポーツウエアの会社で働き、日々お店にいらっしゃるお客様とお話をすることが仕事でした。毎日いろんなお客様がいらっしゃるのだから、いいことも悪いことも困ったこともあったと思います。しかし、ハワード・シュルツはくる日もくる日もお客様の話に耳を傾け、できることを実行してきました。そして、気がつけ世界中にお店ができるほど、大きな会社になっていた。もちろんこういったストーリーは、スターバックスに限った話ではないし、もっと優れている会社はいくつもあると思いますけど。実際に会社を作り運営をする中で、やはり一番大切にしていることは、お客様の話を聞くことです。インターネットやデザインの仕事は、一見クールなお洒落な仕事のように思われがちですが、実際はその他の業種と何ひとつかわらない接客業の一つであることに気がつきました。お客様とお会いして、お話を聞く。時にはこちらからもご提案を差し上げ、お互いにいい仕事ができるようにゴールを決め進んでいく。このプロセス全てにクオリティーを持って、素敵な経験になるように努力する。LLLLIFE,INC.を、出し惜しみのない全ての力と努力をお客様に提供できる会社にしたいと、あらためて思いました。