大阪、南港。

外付けのハードディスクを整理していたら、昔撮影した大阪の写真が出て来ました。懐かしくパラパラと見ていた中で、胸がギュっとなるような写真があったのでブログで整理しようと思います。大阪の町から海岸通をひたすら西南に走り、南港が見えるウッドデッキのある中央突堤で撮影しました。冬の近く、まだ陽は高いのにどんよりとした空と、悲しいほど黒く深い深い海。遠くには大阪港国際フェリーターミナルと石油タンク群が見え、ゴミ回収船が目の前を通り過ぎていく。潮の香りは一つもしない、鼻水も凍てつきそうな大阪の海。何故だか上手くは言えないけれど、こんな悲しい大阪の海が大好きでした。実際のところ、悲しいことは何ひとつないのですが、胸を締め付けるような切羽詰まった気持ちがここにあるような気がします。あぁ、今すぐ大阪に帰りたくなったなぁ。